学部・附属学校共同研究紀要 37 号
2009-03-31 発行

小・中一貫における器械運動教材でのカリキュラム開発 : 仲間とかかわり合いながら, 運動が「わかる」「できる」, 学びを「いかす」授業の創造

To create lessons of learning advantage for the children to be able to understand and do excercise by involving friends.
佐伯 育伸
藤原 由弥
小早川 善伸
全文
19.3 MB
AnnEducRes_37_343.pdf
Abstract
本研究は, 子どもたちが運動の仕方が「わかる」こと, 運動技能をのばし「できる」ようになること, さらに, 学習したことを「いかす」ことで学びを広げ, 運動に親しむと共に, その楽しさを味わうことができるようにするため, 器械運動の中でもマット運動に着目し, 授業研究を行ったものである。特に, 「わかる」について子どもたちにつけたい力を「課題発見力」「探求力」「意思決定力」とした。実際の授業では, 子どもたちが運動をする中で「難しい」と感じたことをもとに「どうしてできないのか」「どうしたらできるのか」と考えながら授業を展開した。また, 視聴覚機器を用い, 自分の動きを自分でも観察することで自分の課題をはっきりさせ, 積極的に運動に取り組ませるようにした。さらに, 中学校ではGボールを活用し, ハンドスプリングの感覚を友だちと補助しあいながら感じ取らせるようにした。その結果, 子どもたちは, 運動のポイントや自分ができていないところを的確に把握し, 解決するための運動の仕方がわかり, 意欲的に運動に取り組むことができた。