広島大学附属三原学園算数科・数学科では, 算数科・数学科における協同的創造力を, 「これまで学習してきた基礎的な知識や技能を活用して, 他者とかかわり合いながら, 新しい考え方を身に付けたり, 課題を追究していこうとする力」と捉えた。そして, 協同的創造力の基盤としての創造性の基礎を, 「既習事項を広げたり, 関連付けたりする力」, 「多面的に物事を見る力」, 「自分の考えを共通の言葉を使って筋道立てて分かりやすく構成し, 表現する力」の3つの力の総体と理解し, 日々の授業実践を通して重点的に指導し, 学習を通して構造化された知識そのものも『創造性の基礎』として位置づけたいと考える。