学部・附属学校共同研究紀要 37 号
2009-03-31 発行

中学校地理授業における学習達成水準の研究(2) : 授業-評価方略とその成果(第一次報告)

A Study on the Learners "Progress" in Teaching and Learning Geography on the Junior Highschool [2] : focused on the Strategy for the Lesson-Evaluation and its Effects
和田 文雄
土肥 大次郎
古賀 壮一郎
蔡 秋英
田口 紘子
井上 奈穂
南浦 涼介
宇都宮 明子
李 貞姫
全文
1.52 MB
AnnEducRes_37_217.pdf
Abstract
現在の教科教育研究における主な評価研究は, 到達したかどうかを調べる到達度評価である。これでは一人ひとりの子ども達の達成度を見つけることができない。子どもたちが授業の結果, どのレベルからどのレベルへ変容し, どのレベルに達成したのかを調べる方法を開発し, その方法を理論化することが求められている。

本研究では, 研究課題の対象として, 中学校地理授業を設定し, 達成水準を測定することが可能なものとして計画・構成し, それにもとづき評価計画を作成し, 実施する。実際に子どもたちがどのように達成したのかを調査・分析した上で, 結果を考察し, 数量的質的に, 達成水準を決定する。そして, この研究過程で使用する方法を授業-評価方略として確立させることをめざすものである。

本稿では, 達成水準型中学校地理授業とその評価計画を開発し, 広島大学附属中学校において実施した授業と評価を報告し, 数量的質的考察を行い, その研究結果の報告を行った。