附属三原幼稚園において,「①年長児に対する生き物を通した活動に関する調査②園児の生活リズムモニタリング法の開発」を行った。①では,保護者に発行している「組だより」の内容を分析して生き物にかかわる活動の抽出,活動の位置づけを考察した。その結果,生き物を介在することで,理科的な知識だけでなく,異年齢間の交流や身体的活動の促進,命の不思議さに対する興味への動機付けなどにつながり,園児の生活リズム付けにも貢献することがわかった。②では,アクティウオッチを園児の非利き腕に2日間装着して測定し,生活リズムのモニタリングを行った。今回の調査から,アクティウオッチを用いた方法は,園児の日常の活動に支障なく,正確にデータを記録できたことから有効であると考えられる。