本研究では,MENDOYO SMP4との来日交流,アメリカのExploris Middle School, Odyssey Schoolとの渡米交流による実践を通して,中学校における国際交流の在り方を探ることを目的とした。2008年度から「中学校のおける新しい国際交流プログラムの開発」と題し,研究を進めてきたが,今年度からはプログラムの開発を生徒の変容に焦点を当てながら研究を進めた。他校の生徒と比較すると,国際交流プログラムを通して,本校生徒が言語・コミュニケーションに対する意識が高まり,他者理解,自己理解が深まってきていることが分かった。しかし,交流プログラムについては,検討する余地も多々残っていることが分かり,効果的な国際交流プログラムを本校のみならず,他校に広げながら,改善を図っていくこととした。