広島大学心理学研究 7 号
2008-03-31 発行

大学生の就職活動を促進させる試み(1) : 映像ビデオによる効果の検討

The effects of video-taped method on promoting college students' job hunting behaviors
樋口 匡貴
全文
4.04 MB
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Abstract
大学生の就職活動意図に及ぼす映像ビデオの効果を検討することを目的として、17名の女子大学生を対象にした実験を行った。その結果、就職活動に成功した人物を紹介するビデオを視聴した学生は、一時的に進路選択に対する自己効力感を増加させることが示された。一方で就職活動に失敗した人物を紹介するビデオを視聴した学生は、ビデオ視聴直後に就職活動意図を増加させるが、ビデオ視聴の1~2ヶ月後には自己効力感を低下させることが示された。これらの結果から適切な就職支援にとってのこれらの映像ビデオの有効性が考察された。
著者キーワード
就職活動
進路選択に対する自己効力感
焦り
映像ビデオ