広島大学心理学研究 2 号
2003-03-28 発行

大学生の進路選択行動に及ぼす自己効力および職業的アイデンティティの影響

The effect of self-efficacy and vocational identity on undergraduates' career decision making behavior
松田 敏志
戸塚 唯氏
全文
566 KB
hpr_2_63.pdf
Abstract
本研究は,進路選択のプロセスの一部である情報収集行動に焦点をあて,情報収集行動に及ぼす進路選択に対する自己効力と職業的アイデンティティの影響力を検討することを目的とした.質問紙調査を実施し,民間企業への就職を希望する大学3年生149人のデータを分析した.その結果,職業的アイデンティティの特性の一つである目標・目的が確立しているほど,会社等からの正式な情報の活用が活発化し,反面,職業的アイデンティティの特性の一つである有能感が高まるほど,会社等からの正式な情報の活用が抑えられることが明らかになった.また,進路選択に対する自己効力が高まるほど,友人等からの身近な情報や目上の人からの情報の活用が活発化することが明らかとなった.
著者キーワード
進路選択行動
進路選択に対する自己効力
職業的アイデンティティ
権利情報
Copyright by Author