広島大学心理学研究 4 号
2005-03-28 発行

母親の養育態度が幼児の問題行動に及ぼす影響 : 養育態度→家庭における問題行動→園における問題行動というプロセスの検討

Effects of mother's attitude for child rearing on problem behaviors in young childre
中台 佐喜子
金山 元春
全文
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Abstract
母親の養育態度が幼児の問題行動に及ぼす影響について「母親の養育態度→家庭における幼児の問題行動→園における幼児の問題行動」というプロセスを仮定し検討した.母親の養育態度は「受容」と「過保護」から測定された.家庭と閲における幼児の問題行動は,いずれも「不注意・多勤行動」「引っ込み思案行動」「攻撃行動」から測定された.母親の受容的態度は家庭における幼児の不注意・多勤行動と攻撃行動に負の影響を及ぼし,母親の過保護は家庭における幼児の攻撃行動に正の影響を及ぼしていた.家庭における幼児の問題行動は関における同質の問題行動に正の影響を及ぼしていた.木研究の結果は「母親の養育態度->家庭における幼児の問題行動→園における幼児の問題行動」というプロセスを支持するものであった.
著者キーワード
問題行動
幼児
母親
養育態度
固と家庭
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