広島大学心理学研究 Issue 3
published_at 2004-03-28

中学校における進路指導の実践 : 平成15年度進路指導講座資料の分析

Activities of career guidance in junior high schools : An analysis of reports collected at the career guidance seminar in 2003
Tozuka Tadashi
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Abstract
本研究の目的は,広島大学において行われた平成15年度進路指導講座の資料(中学校の進路指導教諭などが作成したもの)から,中学校の進路指導活動の傾向を明らかにし,生徒の職業観・勤労観を促進するための効果的な活動を見いだすことであった。まず中学校における進路指導の全体的な傾向を明らかにするために,各学年の様々な進路指導活動の割合を算出した。その結果,1年次には職業調べが,2年次には職場体験が,3年次には上級学校体験入学といった活動が多く行われることが示された。次に,資料に挙げられていた活動のうち,特徴的で効果的だと思われる活動事例について報告した。これらの活動事例を参考にすることによって,中学校におけるより効果的な進路指導が実現すると期待される。
Keywords
進路指導職業調べ
職場体験
上級学校体験入学
中学校
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