広島大学心理学研究 3 号
2004-03-28 発行

中学生の保護者を対象とした社会的スキル教育のニーズ調査

The survey of the needs for social skills education of junior high school student's parents
金山 元春
中台 佐喜子
全文
429 KB
hpr_3_109.pdf
Abstract
本研究では,中学生の保護者を対象として,①学校(保育所,幼稚園,小学校,中学校,高校)で社会的スキル教育を実施することに,どのくらい必要性を感じているか,②学校で社会的スキル教育が実施されるとすれば,どのようなスキルを取り上げてほしいと思うかの2点について調査した.主な結果は次のとおりであった.①社会的スキル教育の必要度の評定値は,保育所から中学校まで階段状に増加しており,中学生の保護者は中学校の時期を社会的スキル教育が最も必要な時期と考えていた.②社会的スキル教育で取り上げてほしいスキルは,「相手の気持ちを考えて接する」「上手に相手の話を聞く」「自分の意見や考えをはっきりと伝える」が上位3位であった.
著者キーワード
社会的スキル教育
保護者
中学生
ニーズ
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