広島大学心理学研究 3 号
2004-03-28 発行

主婦の生涯学習に対するイメージとその実施に及ぼす心理的要因

Images of lifelong learning and psychological facts in its realization in homemakers
馬越 英美子
松田 文子
全文
619 KB
hpr_3_97.pdf
Abstract
主婦の生涯学習実施を推進する要因を探るため,質問紙調査を実施した.調査Ⅰでは,主婦が種々の生涯学習活動に参加する場合,どのようなことを重視するかについて調査を行い、生涯学習活動の特色を表す要因を特定した.調査Ⅱでは,大学(院),市民講座,カルチャースクール,サークルの4種類の生涯学習活動に参加することについて,それぞれ主婦がどのようなイメージを持っているかを調べた.調査Ⅲでは,4種類の生涯学習活動実施状況により群分けをし,それぞれの群の家庭内の心理的要因の特徴や自己効力感について調べ,生涯学習実施に影響を及ぼす心理的要因を明らかにした.自分のやりたいことをするために,主婦の場合は,家族,特に夫の協力が必要であり,子どもの育成にも配慮していることがうかがえた.これは主婦の生涯学習の基盤が円浦な家庭と自信にあることを示していると言えよう.調査は生涯学習が意図的学習であるということも示しており,主婦の生涯学習実施を推進する要因は,家族のことを理解することに勤め,円満な家庭の形成に力を注ぎながら、自分に適した手段や方法を選ぶことであることが分かった.
著者キーワード
生涯学習
主婦
自己効力感
権利情報
Copyright by Author