専門的なトレーニングを受けていない大学教員が学生の不登校問題を早期に把握するために有用なアセスメント方法を開発するため,教員からみた大学生の不登校リスクを測定するための項目の作成を行った。項目は先行研究および現職の教職員等の意見をもとに作成し,大学教員を対象に調査を行った。その結果,教員からみた大学生の不登校リスク要因として「他者との関係」「学業成績および授業態度」「本人の見た目」「経済的問題」の4 因子19 項目が抽出された。今後は今回得られた項目を用いた不登校リスクの評価方法の検討を行う必要がある。