学部・附属学校共同研究紀要 46 号
2019-03-31 発行

いろいろな建設技術を用いて安全な家の生活空間を表現する力をつけるための領域横断的授業の開発

八橋 有加
川村 悠太
全文
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AnnEducRes_46_136.pdf
Abstract
本研究は、「家」という生活空間における児童のイメージを明らかにする授業の構成を試み、3次元空間による持続可能な生活環境の提案能力の育成が目的である。まず、実際の模型製作を通した4年生児童の「家」のイメージの変化を明らかにした。すなわち、児童は模型製作という経験によって家の耐久面、あるいは地面への愛着、身体の健康面において、自らの生命の安全を確保すようになった。そして、家の内部のみ意識していた児童に外部の関心が生まれていることが分かった。