学部・附属学校共同研究紀要 39 号
2011-03-24 発行

英語科における表現の質を高める指導の在り方 : 「読むこと」と「書くこと」に焦点を当てて

English Education Instruction for Enhancing the Quality of the Expressions by Students.
山崎 学肖
全文
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AnnEducRes_39_273.pdf
Abstract
本研究の目的は, 英語科における「読むこと(音読)」と「書くこと(英作文)」に焦点を当て, 質の高い表現につながる学習プログラムを提案することである。そのためには, 表現(アウトプット)の前段階のインテイクの質を高めることが必要であると考えた。インテイクを高めるために, 次の2点が有効であることがこれまでの研究で分かっている。音読指導においては, 聞き手(対象)や状況に応じて音読するためにマインドマップの活用や状況に合った日本語表現を作成することが有効である。英作文指導においては, 言語技術の活用が, 英語の文構造と文構成の定着に有効である。

以上の2点を統合した学習プログラムが, 質の高い表現につながる指導になると考える。