発達障害児の自己効力感を高めるためには、様々なアプローチの方法が考えられる。得意な教科学習をさらに伸ばしていくという方法もそのひとつである。本研究では、学習障害の傾向が見られ教科学習への苦手意識が強い生徒について、教科学習の場面での自己効力感の向上を図るよりは、教科学習から離れた場面のほうが有効であると考えて、掃除指導という場面を設定した。指導のステップとして5段階をもうけて、約1年半の指導を行った。その結果、掃除という場面での生徒の自己効力感の推移は、各段階の指導前より指導後は上昇すること、指導後の推移を見ると少しずつ上昇していることが明らかとなった。