広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要 Issue 11
published_at 2013-03

特別支援学校(知的障害)高等部進路指導担当教員の専門性向上に関する望ましい研修内容及び研修形態 : 受講者の研修課題及び改善点に関する自由記述の分析から <資料>

Required In-Service Training System for Professional Development of Transition Teachers in Special Needs School : Focusing on Transition Teachers' Descriptions About In-service Training Issues <Brief Note>
Fujii Asuka
Ochiai Toshiro
fulltext
2.85 MB
CSNERP_11_101.pdf
Abstract
本研究は,特別支援教育におけるキャリア教育及び就労支援に関する教員の専門性を高める上で重要になるユビキタス的学習の実現を目指し,教員自身が求めている研修内容及び形態を把握することを目的とした。就労支援に関する研修の受講経験のある教員を対象に,研修に対する課題及び改善点の自由記述を求め,これらを質的研究手法を用いて分析した。結果,研修内容は,組織的対応や連携の仕方,生徒の能力開発の仕方,教員自身の支援技術の向上,生徒の進路先となる地域資源の開発の仕方,法制度の動向の把握と活用の仕方に関する内容が求められており,研修形態としては,実技や事例検討,受講者同士のディスカッションなどを通じた実践的スキルの向上に直結する学習形態が求められていることが明らかになった。
Keywords
知的障害
就労支援
研修
専門性向上