学校において特別支援教育コーディネーターになることが期待される大学院生や特別専攻科学生を対象として,ファシリテーションのスキルを学ぶ授業を開発した。平成23年度は希望者による自主的な学習活動として試行し,平成24年度から,大学院特別支援教育学専攻と特別支援教育特別専攻科コーディネーターコースの授業として位置づけた。授業の一環として,履修した学生が現職の教員や大学生を対象としたワークショップを企画・運営するようにし,学びをさらに深めることを意図した。
開発・実施した授業について,ワークショップの企画・運営の効果を「ファシリテーションのスキルの実践的な知識と技能の深まり」「ワークショップの実践的な知識と技能の深まり」の2点から,また,ワークショップに大学生と現職教員が参加することの効果を「年齢・経験の異なる者によるシナジー効果」から検討した。