広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要 9 号
2011-03 発行

特別支援学校(知的障害)高等部における個別移行支援計画の内容及び作成状況に関する調査 <原著>

The Substances and the Development Status of Individual Transition Plans at High School Divisions of Special Needs Schools for Students with Intellectual Disabilities <Original Articles>
藤井 明日香
落合 俊郎
全文
544 KB
CSNERP_9_29.pdf
Abstract
本研究は,特別支援学校(知的障害)高等部の移行支援における「個別移行支援計画」の内容及び作成状況を明らかにするために,全国の特別支援学校(知的障害)高等部の進路指導担当教員を対象に調査を実施した。結果,回答した特別支援学校の91.6%が「個別移行支援計画」を作成しており.特別支援学校高等部の移行支援における計画書として「個別移行支援計画書」が定着していることが明らかになった。また,「個別移行支援計画書」は本人や保護者の意向を確認した上で作成していることが確認されたが,これらの作成会議への本人及び保護者の同席を必須条件として実施している特別支援学校は少ない現状が明らかになった。
著者キーワード
移行支援
個別移行支援計画
Person-Centered-Planning