国語教育研究 39 号
1996-03-31 発行

人格語としての方言を尊重する教育

江端 義夫
全文
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KokugoKyoikuKenkyu_39_12.pdf
Abstract
従来は方言を標準語や共通語と対比させることによって、それを改めさせ、優位な全国共通語へと指導することが教育現場での疑われざる立場とされてきた。誰もこのことに異議を申し立てなかった。しかし、本稿で私は従来とは全く異なる思想を述べる。即ち、それは、方言を人格語として考えるべきだという考え方である。