2006年度から当校では「新サイエンスプログラム」と題して研究開発を行っている。過去3年間の「サイエンスプログラム」の発展型として,「リテラシー」をキーワードとする全校あげての研究開発である。国語科では従前から,教科の指導内容そのものが「リテラシー」を育成するものであるが,この機会に改めて「リテラシー」という考え方を軸にして授業を構成してみた。題材として取り上げる「古典」は,「サイエンス」や「リテラシー」とカタカナで表記される場合の語感とは表面上縁遠いものであるが,それだけにむしろ本質的なつながりを明らかにしてゆきたい。
以下は,第36回中・高等学校公開研究会で公開授業として実施したものの記録である。