初等教育カリキュラム研究 2 号
2014-03-31 発行

小学校音楽科における民俗音楽教材化の史的課題 : ハンガリーの現在を参照して <論文>

高橋 美智子
Fugedi Janos
全文
5.5 MB
JEEC_2_23.pdf
Abstract
日本の音楽教育はこれまで海外の音楽教育思潮に学びながら展開されてきた。なかでも,ハンガリーでコダーイ・ゾルターンが提唱した音楽教育は,半世紀にわたり現在まで日本の教育実践に大きな影響を与えてきている。しかしながら,ハンガリーの音楽教育の日本へのアダプテーションが社会的・文化的な背景を十分に考慮してなされてきたとはいいがたい。一方で国際的にコダーイ・コンセプトが広く受け入れられながら,他方で深く自国の民俗音楽を探究しているハンガリーの現在を参照することによって,日本の小学校における音楽科教育と民俗音楽研究との接点を再考する。
内容記述
本研究はJSPS科研費22530981の助成によるものである。
著者キーワード
ハンガリー
日本
民俗音楽研究
小学校音楽科