障害児教育実践センター研究紀要 1 号
2003-03 発行

様々な障害児が在籍する障害児学級での生活単元学習の充実 <実践研究>

Unit for Learning through Experiences in a Special Class Room Placed Children with Various Types of Disabilities
高橋 幸子
高橋 かおり
全文
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CSERP_1_63.pdf
Abstract
本校は、三原市の中心に位置しており、児童数は333名(14学級)である。知的障害児学級1学級(4名)、情緒障害児学級1学級(5名)が設置されている。本年度はテーマを「生活単元学習の充実」とし、(1)基礎・基本の定着を図る工夫(2)学び合い高め合う授業づくりの工夫(3)自己評価能力を高める工夫の柱に沿って研究に取り組んだ。「開店!みんなのぱんぱんぱんやさん」の実践例を研究の柱に沿って考察した。単元の成果は、題材が児童の実態に即していたこと、活動が様々な方向に広がったこと、的確な支援が行えたことである。課題は、児童相互の関わりを深める教師の支援のあり方、自己評価のあり方である。研究の成果は、児童の生活体験を広げられたこと、自ら考え、選択し、行動する意欲や態度が培われたこと、手話という共通のコミュニケーション手段の設定で児童の関わりが深まったことである。課題は、指導案の作成のし方、単元構成である。
著者キーワード
生活単元学習
自己評価能力
基礎基本の定着