中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 59 巻
2019-03-31 発行

てこクランク機構を題材とする高等学校数学 I 「図形と計量」の授業実践

森脇 政泰
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Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_59_168.pdf
Abstract
本稿は当校の2018年度公開教育研究会における,高等学校数学科の公開授業「「図形と計量」の課題学習」の報告である。この公開授業では,日常の事象に潜む三角形の辺の長さと角の大きさに着目して問題を見い出し,三角比を利用して解決する活動を通して,課題解決のための資質・能力の育成を目指した。そのための題材として「てこクランク機構」を扱った。ここで「機構」とは機械の動きを作る仕組みのことである。