日本新生児看護学会誌 13 巻 2 号
2007-03 発行

予定外抜管の頻度からみた固定法の課題 <ワークショップ2>

Issues of tube fixation related frequency of unplanned extubation <Workshop 2>
内田 美恵子
宇藤 裕子
入江 暁子
長内 佐斗子
井出 亜樹
石井 玉起
岡田 佳子
全文
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JANN_13-2_43.pdf
Abstract
日本新生児看護学会NICU看護技術標準化検討委員会は, より適切な気管内チューブ固定法や評価基準を明らかにする必要があると考え, 「気管内チューブの固定法を考える」というテーマでワークショップを3回企画してきた: 1)固定法の適正を評価するための基準や固定法の課題について; 2)予定外抜管を防止するための取り組みについて; 3)デルファイ調査をもとに選出された固定法の比較調査結果の報告と予定外抜管の頻度からみた固定法の検討.

先行研究, デルファイ調査, 比較研究, 予定外抜管頻度調査を通して, 新生児の気管内チューブ固定法として推奨できるのは, 口角固定はII-E, 口唇中央固定はI-E, I-7, II-10と考えられた. 絆創膏面積は, チューブ固定部の負荷(呼吸器回路の重さ)や新生児のサイズを考慮し個別に決める必要があることが明らかになった.
著者キーワード
気管内チューブ固定法
予定外抜管
予定外抜管頻度
tube fixation
unplanned extubation
frequency of unplanned extubation
権利情報
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