中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 59 巻
2019-03-31 発行

ペース変化に対応して走る「持久走」の授業 : 主観的運動強度に基づくペース設定の実践から

阿部 直紀
全文
1.09 MB
Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_59_194.pdf
Abstract
「持久走」において「ペースの変化に対応して走ること」を経験できるプログラムを構成した。そして,得られたデータをもとに,ペースの変化に対応して走る持久走の効果を明らかにすることを目的とした。授業では,主観的運動強度に基づいた異なるペース配分を設定し,個人の運動経験やその日の体調などに応じたペース変化をさせて走る学習をさせた。この学習から,ペース変化の差異を理解することで,自己の内面と向き合い,ペース配分を考えて走るようになるのではないかと考えられた。