中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 57 巻
2017-03-31 発行

ハンドボールの良さ・楽しさを追求する授業 <第2部 教科研究>

岩部 順
生関 文翔
松本 茂
全文
1.46 MB
Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_57_178.pdf
Abstract
これまでハンドボールをやったことがない,知らない生徒が多い中で,チームスポーツの良さを生かし,パスをつないでシュートを決める楽しさにふれることができるように,授業改善を試みた。個人の技術の練習より集団での練習を多くしたことや,練習やゲームでの課題と解決についての話し合いの時間を確保したこと,少人数のチームで技能の学習だけでなく,準備・片付けなどで役割分担と協力も含めて学習したことで,チームのコミュニケーションが高まり,声をかけ合って,チーム全員がよく動くことで,パスがつながり,シュートを打って得点できることでチームの一体化を感じるハンドボールの楽しさに触れることができた。