中学2年理科1分野「化学変化と原子・分子」の単元の硫黄と銅の化学変化を学習する際に,銅版画の技法としても利用されるエッチング(腐食銅版画)による作品作りを取り入れることで,生徒が楽しみながら化学反応について興味,関心を持ち,意欲的に学習を深める機会となることを目指した。
生徒たちは約10センチメートル四方,厚さ0.5ミリメートルの銅板に1文字またはシンプルなデザインを描いてエッチングの技法のひとつを体験するとともに,化学変化が美術作品の製作にも生かされていることを実感することができたと考えられる。