中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 60 巻
2020-03-31 発行

動感的アプローチによる体育の指導法開発 : 競技者視点の映像を用いて

信原 智之
全文
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Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_60_190.pdf
Abstract
本研究では,競技者の視点から撮影した映像を用いて,高校1 年生の陸上競技(ハードル走)の授業を展開し,新たな運動指導の方法を提案する。具体的には,競技者視点の映像を学習者が見ることによって,運動感覚の理解や技能の向上が促されるかについて検討した。結果として多くの生徒は,競技者視点の映像を見ることで運動感覚や動き方の理解(動作イメージ)が促された。また,競技者視点の映像を見ることの有効性を認識している生徒ほど,50mハードル走のタイムの伸び率が高いという相関がみられた。
著者キーワード
体育
指導法開発
競技者視点の映像
ICT機器
陸上競技
ハードル
運動感覚
技能