中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 51 巻
2011-03 発行

スピーキング能力を高める中学校段階のシラバス(3) : 「流ちょうさ」を高めるための活動を成立させるための留意点 <第2部 教科研究>

全文
4.73 MB
Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_51_247.pdf
Abstract
トピックを与え,生徒たちに1分間英語で話させる活動を通じて,スピーキング能力を高められる。指導法の工夫次第で,生徒は発話の正確さを意識するようにもなる。段階的に負荷をかけ,目標をクリアしていく感覚を持たせると,その効果は高まるようだ。生徒にとって,与えられたトピックに内容を思いつかない場合があるのが最大の困難だが,この実践では,様々な工夫により,一定期間,動機付けを高めながら,学習を継続できた。流ちょうさを高めるために,中心的な活動に据えることができる。