中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 51 巻
2011-03 発行

学習者の「読みの構え」を育成する国語科授業 : 〈死〉について考える <第2部 教科研究>

全文
5.36 MB
Fukuyama-ChutoKyoiku-KenkyuKiyo_51_195.pdf
Abstract
テキストの「読み」の対象を,テキストの問いかけ(問題領域)とテキストの呼びかけ(見方・考え方)とに区分する「構え」を身につけさせることを狙いとする国語科授業においては,学習者のテキストの呼びかけへの「応答」が問題となる。本稿では,「問題領域」を〈死〉と設定して行った,本年度高校1年生,国語総合(現代文)の授業において,学習者がいかにテキストの呼びかけに「応答」したのかを報告する。