中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 34 巻
1994-03-10 発行

男女共通必修に対応した家庭科教育内容の検討

小林 京子
三宅 美与子
全文
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KJ00000117826.pdf
内容記述
様々な社会状況を背景として,これからの家庭科教育が大きく変化していこうとするなか,本校でも来年度からの高等学校男女共通必修に伴い,被服室・調理室の改装,学習内容の検討と準備を進めている。そこで本研究では,中・高校生の家庭科の学習に対する意識,興味・関心を持っている学習内容などについて調査し,今後の内容検討のために生かしたいと考えた。調査の結果,家庭科は家事裁縫を学習する教科だという旧態依然としたイメージがまだ強く,学校での学習は不必要であると考えている生徒がわずかだがいるということ,また逆に,これからの家庭科に対して大きな期待を寄せている生徒も多数いるというようなことがわかった。これらの結果から得た課題をもとに,生徒の期待に応えるような学習内容を工夫し,創造していきたいと考えている。