鎌倉時代語研究 22 巻
1999-05-31 発行

奥書より観た院政期の天台宗訓読の特色

小林 芳規
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内容記述
一、はじめに
二、漢文の読解を反映した敦煌文献の奥書
三、本邦の訓点資料において奥書に「聴・聞」「講・講師」の語を持つもの : 九世紀資料と十世紀南都資料
四、本邦の訓点資料料において奥書に「伝受」並びに「点」「読」の語を持つもの : 十世紀以降の天台宗・真言宗資料
五、同一の訓点資料に異種の訓読の併存を示す用語のあるもの : 十一世紀の天台宗・真言宗資料
六、訓点資料の奥書に「本云」「本奥云」「点本云」等の本奥書云々の用語を持つもの : 十二世紀の天台宗資料
七、奥書の用語に基づく漢文訓読史の時期区分