中国・四国地区大学等による安全衛生協議会での安全衛生に関する取り組みについて,課題を整理し,検討するとともに,将来の中国・四国地区大学間の安全衛生に関する連携の可能性について考察した。その結果,以下のことが考えられた。
1) 安全衛生協議会では,専門的なテーマの討議とともに,初任者も参加しやすい分科会などの対応が必要である。
2) 安全衛生協議会は,大学間連携の取り組みとして,各大学の安全衛生管理の状況を把握できる簡易的なデータベースを構築し,中国・四国版の安全衛生に関するガイドライン(チエックリスト)を作成しており,さらなる改善を行いたい。
3) 今後の大学間連携として,安全衛生教育用教材の共有化やスタッフ教育の合同実施などが考えられる。
4)国立大学,高専等,私学,他の団体等との情報共有をはかり,連携を密にしていく必要がある。