広島大学保健学ジャーナル 10 巻 1 号
2011-12-31 発行

慢性閉塞性肺疾患における呼吸リハビリテーションの重要性と現状 <総説>

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Abstract
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease : COPD)はタバコ煙などに含まれる有害物質を長期に吸入することにより生じる炎症性肺疾患であり,気流閉塞と動的肺過膨張による労作時呼吸困難を特徴とする.中等症以上のCOPDが呼吸リハビリテーションの適応となる.特に運動療法は呼吸困難を軽減し運動耐容能やquality of life(QOL)を改善し,薬物療法への上乗せの改善効果を有する.呼吸リハビリテーションを広く普及させ,包括的に行うためには,多職種の連携および教育が重要である.
著者キーワード
慢性閉塞性肺疾患
呼吸リハビリテーション
運動療法
chronic obstructive pulmonary disease
pulmonary rehabilitation
exercise training
権利情報
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