2003年度および2004年度に中学校のある学年の数学を担当した際に,それぞれ年に1回ずつ出店授業を行い,その調査研究の報告を行った。また,2009年度にも中学校1年生に対して前回の調査を踏まえて出店授業を行い,再度調査研究を行った。出店授業とは,出店形式の授業で,子どもたちが主体的に取り組む授業を実現するためのひとつの方法である。2005年度には岩田耕司先生(現島根大学教育学部准教授)が中心となり研究紀要に調査研究の報告をまとめている。2010年度には中学校2年生と高校1年生に対して出店授業を行い,まったく同じアンケート調査を行った。今回はその調査結果について報告を行いたい。