原因の確率の理解を目標とした条件付き確率の学習を支援する教材と授業の条件
秋期研究大会発表集録 52 巻
65-72 頁
2019-11-16 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
原因の確率の理解を目標とした条件付き確率の学習を支援する教材と授業の条件
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作成者 |
石橋 一昴
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収録物名 |
秋期研究大会発表集録
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巻 | 52 |
開始ページ | 65 |
終了ページ | 72 |
抄録 |
本稿では,どのような教材と授業が,原因の確率の理解を目標とした条件付き確率の学習を支援するのかを明らかにすることを目的とした.まずは,原因の確率を理解するためには「主観的な確率解釈」と「主観的な確率解釈と条件付き確率の関連」が必要であることから,それぞれをどのように生徒が学習するべきであるかを示した.結果,「α:主観的な確率解釈は,頻度的な確率解釈が適用できないと認識することを契機として学習する」と「β:条件付き確率は,条件なし確率では,主観的な確率解釈をモデル化できないことを認識し,主観的な確率解釈をモデル化するものとして学習する」を,学習の原理として構築した.次に,原理α,β を支援する教材として,「a:事象に関する情報に対して確率は適用されると考えさせる」と「b:結果に対する原因の確率を考えさせる」を満たす教材を開発し,それを用いた授業を開発した.最後に,授業を実施・分析・考察した結果,原因の確率の理解を目標とした条件付き確率の授業では,原理α,β に基づいた学習の支援を目指した教材と授業が有効であることが確認された.
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著者キーワード |
原因の確率
確率解釈
条件付き確率
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内容記述 |
本稿は,JSPS科研費(課題番号:18J10445)の助成を受けて行われた研究の一部である.
第52回秋期研究大会, 令和元年11月16日(土),17日(日), 於 東京学芸大学, 主催 : 日本数学教育学会, 共催 : 日本教育大学協会数学部門
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 会議発表論文 |
出版者 |
日本数学教育学会
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発行日 | 2019-11-16 |
権利情報 |
Copyright (c) 2019 日本数学教育学会
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出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[NCID] AA12668682
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