対話指導を考えてみた : 「真面目さ」と「テキトーさ」の狭間で

中等教育研究紀要 65 号 81-86 頁 2019-03-31 発行
アクセス数 : 1093
ダウンロード数 : 438

今月のアクセス数 : 10
今月のダウンロード数 : 5
ファイル情報(添付)
BullTheoryPracticeSecEdu_65_81.pdf 1.47 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
対話指導を考えてみた : 「真面目さ」と「テキトーさ」の狭間で
タイトル ( eng )
Consideration of developing oral interaction ability: focusing on peripheral skills of speaking
作成者
収録物名
中等教育研究紀要
Bulletin of theory and practice in secondary education
65
開始ページ 81
終了ページ 86
収録物識別子
[PISSN] 1349-7782
[NCID] AA12025729
抄録
本稿は,執筆者の対話指導の実践経験から,「対話が続かず,重苦しい雰囲気ができてしまうこと」を指導上の課題として設定し,その解決を図ることで対話活動の機会を担保し,ひいては「正確さ」,「適切さ」,「論理性」といった昨今の英語教育に求められる発話の質を高めることを期待している。その鍵となるのは,「正確さ」,「適切さ」,「論理性」を育てようとする「真面目」な発想から離れるという逆転の発想である。省略,言いよどみ,繰り返しといった対話における意味伝達に直接的には関わっていないように思えるスキルを指導することを通じて, 「これまで間違いに思えていたものが実は対話で重要な機能を果たしている」という発想の転換を促し,「喋りやすい雰囲気を作る」ことが可能となり, それが積極的な対話活動への参加を促し, 最終的に「正確さ」,「適切さ」,「論理性」を育てることにつながるのではないかと考えている。
English teachers in Japan are highly expected to develop their students’ oral interaction abilities. However, the problem in developing this ability is the classroom atmosphere that prevents the students from speaking. The more the teachers attempt to develop their students’ English-speaking skills, the less motivated the students are. To address this problem, English teachers focused on peripheral skills of language use, hesitation, repetition, and abbreviation, which are usually considered outside of the main objectives of English teaching. A teaching practice shows that teaching these skills contributes to creating a classroom atmosphere that motivates the students to speak. This study shows how to teach these skills.
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学附属中・高等学校
発行日 2019-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1349-7782
[NCID] AA12025729