広島県下二河川の水・底質および生物中におけるPCBの分布
広島大学水畜産学部紀要 14 巻 2 号
253-259 頁
1975-12-25 発行
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全文
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タイトル ( jpn ) |
広島県下二河川の水・底質および生物中におけるPCBの分布
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タイトル ( eng ) |
Measurements of Polychlorinated Biphenyl (PCB) in Water, Sediments, and Organisms of two Rivers in Hiroshima Prefecture
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作成者 |
中川 平介
鹿山 光
有吉 英治
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収録物名 |
広島大学水畜産学部紀要
Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry, Hiroshima University
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巻 | 14 |
号 | 2 |
開始ページ | 253 |
終了ページ | 259 |
抄録 |
1973年10月の芦田川の3地点について,水,底質,水棲生物(カワニナ,タニシ,ボラ,フナ)のPCB含有量を測定した。又,1974年1月の広西大川(黒瀬川)の3地点については水,底質のPCB含有量を測定して以下の結果を得た。
1) 二つの河川のいずれの地点より採取した水においてもPCBは検出されなかった。 2) 芦田川産の貝類のPCB濃度はカワニナで0.01mg/kg, タニシで0.08mg/kgであった。魚ではフナの場合肉および消化管共0.07mg/kgであったがボラの肝臓で0.24mg/kg, 肉で0.11mg/kgであり,従来,他地区産のものについて報告された値よりかなり低い値を示した。 3) 底質のPCB測定の際,底質を篩別し,それぞれの粒度の底質に含まれるPCB濃度を測定したところ,粒度1mm以下の底質にPCBが集中的に存在することを認めた。また,従来の測定方法では粒度の小さい底質の多い場所程,PCB濃度が高い値を示す傾向がある。故に,底質のPCB測定および比較には粒度組成も考慮する必要があると考える。 In the Ashida river and Hironishiohkawa of Hiroshima Prefecture, PCB water contents, sediments, and aquatic organisms were detected.
The results can be summarized as follows: 1) Not all the water samples contained PCB. 2) PCB contents in fish and shellfish in the Ashida river reached 0.01 and 0.24 mg/kg. 3) The PCB distribution pattern in different grain-sized sediments in both rivers points out that PCB was distributed mostly in smaller grain-size sediments. Therefore, analysis of PCB in sediments should take special account of the grain size. |
NDC分類 |
公害・環境工学 [ 519 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学水畜産学部
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発行日 | 1975-12-25 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 0440-8756
[NCID] AN00213563
[NAID] 40003288852
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