きょうだい児におけるストレス反応とソーシャルサポートおよびセルフエスティームの関連 <論文>
広島大学心理学研究 11 号
201-213 頁
2012-03-31 発行
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ファイル情報(添付) | |
タイトル ( jpn ) |
きょうだい児におけるストレス反応とソーシャルサポートおよびセルフエスティームの関連 <論文>
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タイトル ( eng ) |
Stress reaction, social support and self-esteem of siblings of children with a chronic illness
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作成者 |
瀬戸上 美咲
近藤 綾
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収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
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号 | 11 |
開始ページ | 201 |
終了ページ | 213 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
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抄録 |
本研究では,病気のきょうだい(病弱児)をもつ子ども(きょうだい児)32名を対象に,ソーシャルサポートとセルフエスティームが,ストレス反応に及ぼす影響を検討した。きょうだい児は一般的な同世代の子どもに比べて,ややセルフエスティームが低く,親からのソーシャルサポートの知覚も低かった。また,セルフエスティームの高いきょうだい児は,セルフエスティームが低いきょうだい児に比べて,ストレス反応が低かった。さらに,セルフエスティームが低い場合は,親からのソーシャルサポートがストレス反応の低減に影響していた。ソーシャルサポートとセルフエスティームがストレス反応に及ぼす影響過程についてパス解析を行ったところ,ソーシャルサポートは,セルフエスティームを介して間接的にきょうだい児のストレス反応を低減させていることがわかった。また,きょうだい児が病弱児よりも年下である場合,病弱児が入院中である場合,きょうだい児が病弱児の病名を知らない場合は,心理的問題を抱えやすいことが示された。
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著者キーワード |
きょうだい児
ストレス反応
ソーシャルサポート
セルフエスティーム
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NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
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発行日 | 2012-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
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