論理的な図形認識を促す算数・数学科カリキュラム開発(2) : 小学校第4学年における図形の性質化を促す実践的研究

学部・附属学校共同研究紀要 39 号 237-242 頁 2011-03-24 発行
アクセス数 : 1600
ダウンロード数 : 466

今月のアクセス数 : 4
今月のダウンロード数 : 0
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_39_237.pdf 1.35 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
論理的な図形認識を促す算数・数学科カリキュラム開発(2) : 小学校第4学年における図形の性質化を促す実践的研究
タイトル ( eng )
Improvement of cooperative creativity through learning in elective subject (Arithmetic/Mathematics) (2) : A practical research promoting characterization of figure in the fourth grade
作成者
川﨑 正盛
村上 良太
妹尾 進一
寄与者 木村 惠子
寄与者 高淵 千香子
寄与者 山中 法子
寄与者 内田 武瑠
寄与者 Kimura Keiko
寄与者 Takabuchi Chikako
寄与者 Yamanaka Noriko
寄与者 Uchida Takeru
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
39
開始ページ 237
終了ページ 242
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
本研究の最終的な目的は, 岡崎・岩崎(2003)が提起する「算数から数学への移行」を促す学習指導の枠組みに基づき, 義務教育9か年の図形領域のカリキュラムを開発することである。本研究の目的達成に向けて, 本稿では, 小学校算数科における図形の性質の意識化を促すための小学校4年生の図形指導の実際を検討することを目的とする。

図形の性質の意識化とは, 「ある図形を見ればその図形の性質を列挙することができるとともに, ある特殊な性質について言及すると, その性質をもっている図形のほかの性質を予想したり考えたりすることができる」と定義した。図形の性質の意識化を促す指導のあり方について明らかにするため, 単元「いろいろな四角形」を構想・実践し, その単元の評価をパフォーマンス課題とルーブリックにより行った。本稿の結論として, 図形の性質の意識化を促すためには, 次に挙げる3点が有効であることが明らかになった。1点目は, 対角線から外形にできる四角形を意識させること。2点目は, 動的な見方をさせること。3点目は, 言語情報と図形を双方向に具体的にイメージさせることである。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2011-03-24
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679