宇和海島嶼(九島, 嘉島, 戸島, 日振島)における哺乳類の分布
日本生物地理学会会報 63 巻
13-20 頁
2008-12-20 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
宇和海島嶼(九島, 嘉島, 戸島, 日振島)における哺乳類の分布
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タイトル ( eng ) |
Distribution of mammals on the offshore islands of Uwajima City, Shikoku, Japan
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作成者 |
山内 健生
宮本 大右
古川 真理
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収録物名 |
日本生物地理学会会報
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巻 | 63 |
開始ページ | 13 |
終了ページ | 20 |
抄録 |
We investigated the mammalian fauna of the four offshore islands (Hiburijima, Tojima, Kashima, and Kushima) of Uwajima City, Shikoku, Japan. As a result, six species: dsinezumi shrew Crocidura dsinezumi, raccoon dog Nyctereutes procyonoides, weasel Mustela sp., masked palm civet Paguma larvata, wild boar Sus scrofa, and Japanese hare Lepus brachyurus, were recorded. Weasels in Hiburijima are presumably descended from the population introduced from the mainland Ehime Prefecture around 1960. On the other hand, weasels introduced to Kashima and Tojima were probably extinct. Wild boars in Hiburijima, Tojima, and Kushima are presumably an invading population from the mainland. Agricultural damage by wild boar was found in the islands.
宇和海の4つの有人島: 九島, 嘉島, 戸島, 日振島(いずれも愛媛県宇和島市)において聞き取り調査とフィールドサイン調査を実施し, 野生哺乳類の分布を調べた. その結果, 九島ではタヌキ, イタチ類(イタチあるいはチョウセンイタチ), ハクビシン, イノシシ, ニホンノウサギ, 戸島ではニホンジネズミとイノシシ, 日振島ではイタチ類とイノシシの分布情報を得た. 嘉島では野生哺乳類の分布情報が得られなかった. 日振島に低密度で分布するイタチ類は, 1960年頃にドブネズミの天敵として愛媛県本土から導入された個体群の子孫であると考えられた. 同じ頃に嘉島と戸島へ導入されたイタチ類は絶滅した可能性が高い. 九島, 戸島, 日振島のイノシシは本土から近年新たに侵入した個体群であると考えられた. これらの島嶼ではイノシシによる農作物の被害が発生していた.
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著者キーワード |
Sus scrofa
Mustela
Crocidura dsinezumi
Ehime Prefecture
fauna
range expansion
human introduction
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NDC分類 |
動物学 [ 480 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 学術雑誌論文 |
出版者 |
日本生物地理学会
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発行日 | 2008-12-20 |
権利情報 |
Copyright (c) 2008 日本生物地理学会
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出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 0067-8716
[NCID] AN00193863
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