自動化された「物語」から逃れるために : 国語の授業でなにをすべきか <特集 : 〈ことばの力〉との出会い : 学校の現在と文学教育>

日本文学 45 巻 8 号 37-46 頁 1996-08-10 発行
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タイトル ( jpn )
自動化された「物語」から逃れるために : 国語の授業でなにをすべきか <特集 : 〈ことばの力〉との出会い : 学校の現在と文学教育>
タイトル ( eng )
Beyond Standardized Reading : What Should We Do in a Literature Class? <Special Issue : Discovery of "Linguistic Power" : Schools Today and Literary Education>
作成者
収録物名
日本文学
45
8
開始ページ 37
終了ページ 46
抄録
本論は、まず、「物語」を対象に対する解釈図式と定義し、その「物語」が私たちを自動化された解釈へと誘惑していることを述べる。次に、言語の解釈の過程を詳細に検討し、「物語」の介入の可能性を見る。次に、文学について三種の世界構造の考えを導入し、また、解釈における世界解釈のレベルを設定し、それぞれの諸相で「物語」の介入の可能性を探る。最後に自動化された「物語」から逃れるために、国語の授業で行うべきことを述べる。
In this essay, primarily I will show how we are often tempted to turn every object into a set of narrative patterns and read things in a standardized fashion. Secondly, I will examine the process of interpreting and find where the narrative moment begins. Thirdly, from a hermeneutical viewpoint, I will classify literary interpretation into three patterns and follow each narrative formation. Finally, I would like to suggest the way to avoid such standardized reading in a literature class.
NDC分類
教育 [ 370 ]
日本文学 [ 910 ]
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
日本文学協会
発行日 1996-08-10
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 0386-9903
[NCID] AN00197092