HIV対処行動意思に及ぼすAIDSに関する知識, 関心, および恐怖感情の影響

広島大学心理学研究 7 号 53-70 頁 2008-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
HIV対処行動意思に及ぼすAIDSに関する知識, 関心, および恐怖感情の影響
タイトル ( eng )
Influence of knowledge, interest, and fear regarding AIDS on HIV coping intentions
作成者
高本 雪子
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
7
開始ページ 53
終了ページ 70
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
単項目あるいは少数項目の尺度で測定したAIDSに関する主観的知識、関心、恐怖感情がHIV対処行動意思に及ぼす影響過程を検討した。質問紙調査を実施し、大学生239名から有効回答を得た。第1に、AIDS、0-STD(AIDS以外の性感染症)、避妊の3側面から、知識、関心、恐怖感情がHIV感染予防目的でのコンドーム使用行動意思に及ぼす影響を説明する「コンドーム使用目的-行動意思対応モデル」を提案した。このモデルの適合度は低く、有効でないと判断されたが、複数のコンドーム使用目的を考慮した、HIV感染予防目的でのコンドーム使用行動意思の研究の必要性が示唆された。第2に、集合的防護動機モデルの枠組みを利用して、知識、関心、恐怖感情がHIV対処行動意思と不適応的対処に及ぼす影響を説明する「HIV対処-不適応対処並行モデル」を提案した。その結果、不適応対処を最終変数とすることは有効でないが、HIV対処行動意思を最終変数とする場合には、モデルはある程度有効であることが判明した。
著者キーワード
AIDS
HIV対処行動意思
影響過程モデル
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2008-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129