国語教育思想研究 Issue 26
published_at 2022-10-01

「誰にも言わない」と「誰にも言えない」?「場」(「間」と「線」)の転回 : 「心意伝承」論を「第三項理論」で問い直して、「不公平」と「数値」(ものさし)は「その能力に応じて」と「ひとしく」として

須貝 千里
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KokugoKyoikuShisoKenkyu_26_1.pdf
Keywords
「世界定め」(「場」の選択)と「心意伝承」(死者との対話は「点」ではなく、「間」と「線」の「トランスフォーメーション」)
『誰にも言わない』(宇多田ヒカル)と『小春』國木田独歩)、『圭子の夢は夜ひらく』(藤圭子)
『荒地』(T ・ S・ エリオット)の「四月」と『地面の底の病氣の顔』の「青竹」、『死なない蛸』(萩原朔太郎))
『風の歌を聴け』(村上春樹)の「そういった場所」(「ON」と「OFF」、「嘘」の問題化)
「ハイパー・メリトクラ シー」と「ハイパー教化」、「ノモス主権論」からの眼差し
転ずる「基層教育学」(「間」と「線」、その「場」の転回)と「第三項理論」(「「私」=反「私」」)