広島大学総合博物館研究報告 10 号
2018-12-25 発行

水族館に対する意識調査の結果

An Internet Survey on the Aquarium
谷 綺音
上野 裕介
全文
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BullHiroshimaUnivMuseum_10_111.pdf
Abstract
本研究では,市民を対象に水族館に関するイメージや海に関する情報の習得手段などについてインターネットを介したアンケート調査を行った。全国から約1000人の回答を集計し,その結果について報告する。調査の結果,水族館へ行く頻度は全体的に低く約6 ~ 7割近くが5年から2年に1回以下の頻度で水族館へ行っていることが分かった。また,水族館の普段見られない生物やショー,水中の空間や雰囲気の方が,生き物の解説やガイドツアー等よりも印象に残っていることも明らかとなった。さらに,水族館へ期待することとしては,娯楽性や雰囲気,生物をみることや生物の知識を得ることなどが挙げられた。また,海に関する情報取得に関しては,本や雑誌,webサイト検索が多く,水族館はあまり情報取得の手段にはなっていなかった。また,これらの分析においては性別と水族館へ行く頻度において差がみられた。
内容記述
本研究を遂行するにあたって,広島大学総合科学研究科「平成29年度学生独自プロジェクト」の助成を受けました。
著者キーワード
水族館
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意識調査
インターネット調査
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