古代中世国文学


ISSN : 0388-2047
発行元 : 広島平安文学研究会
史料に記された人間像 : 小野篁薨伝をめぐって
黒木 香
PP. 2 - 6
『うつほ物語』涼の財力と正頼家
猪川 優子
PP. 7 - 12
雲居雁が聞いた音 : 「風の音・竹のそよめき・雁の声」
古瀬 雅義
PP. 13 - 18
『源氏物語』若菜巻・柏木巻における「推しはかる」 : 悲劇の根
相原 咲清香
PP. 19 - 24
『夜の寝覚』の斎宮 : 「伝慈円筆寝覚物語切」一葉を糸口に
赤迫 照子
PP. 25 - 30
「冬ごもる」断章と『堤中納言物語』 : 四季の「月」の配置と『狭衣物語』の影をめぐって
井上 新子
PP. 31 - 34
『今鏡』における願文の一節「鼈海の西にはうみの宮、御産平安頼みあり」の解釈をめぐって : 神功皇后の「うみの宮」に着目して
陳 文瑤
PP. 35 - 39
平氏文化圏の周辺 : 藤原邦綱をめぐって
西本 寮子
PP. 40 - 45
「宝治元年『院御歌合』注釈」雑記
藤川 功和
PP. 46 - 50
『文保三年記』とその編者について
森下 要治
PP. 51 - 56
義堂周信『空華日用工夫略集』の主題に関する覚書
朝倉 和
PP. 57 - 62
「鐘の音」に「音を添へ」るとき
安道 百合子
PP. 63 - 67
『長珊聞書』覚書 : 兼如系統本『紹巴抄』書き入れ注を中心に
小川 陽子
PP. 68 - 73
人丸歌「歌意図」の転用 : 『百人一首像讃抄』から『歌仙金玉抄』ヘ
田野 慎二
PP. 74 - 79
島根県立図書館蔵『養法院実筆和歌集』について : 第二代松江藩主側室「養法院」の和歌事蹟
山崎 真克
PP. 80 - 85
神になった歌人菅原道真の和歌 : 『続後撰集』から『続古今集』へ
山口 正代
PP. 86 - 91
「青葉の底」小考 : 室町後期廷臣の「残花」詠と白楽天詩
相原 宏美
PP. 92 - 96
『とりかへばや』諸本分類考・補遺 : 「森本」補筆本文の詳細
新居 和美
PP. 97 - 102
改作本『夜寝覚物語』本文校訂覚書
妹尾 好信
PP. 103 - 108