三角ブロックにおける情報不備課題の定義と演習化

JSiSE Research Report 37 巻 6 号 29-36 頁 2023-03 発行
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ファイル情報(添付)
JSISEKenkyuHoukoku_37-6_29.pdf 1.01 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
三角ブロックにおける情報不備課題の定義と演習化
タイトル ( eng )
Design of Exercise for Arithmetic Word Problems with Insufficient and/or Excess Information
作成者
清水 拓海
尾坂 隆児
守山 映見里
山元 翔
前田 一誠
収録物名
JSiSE Research Report
37
6
開始ページ 29
終了ページ 36
ページ数 8
抄録
算数文章題の統合過程における学習支援システムとして,算数三角ブロック組立演習が提案され,学習効果が確認されている.システムで演習化されているのは問題とし ては情報が全て揃ったもののみであり,学習者の思考は与えられた情報内に留まる. 一方で, 解くための情報を不備化させた問題においては, 問題に含まれている情報を吟味し,情報不備の検出と対応が必要になるため,これまでの研究においても学習者における有用性が指摘されている.しかしながら, 情報不備課題においては多様な正解が生じる場合が多く,このため答え合わせに困難が生じるため, 具体的な実施事例はほとんど見当たらない. 本研究では, 算数文章題 における情報不備課題を 詳細に分類 し,三角ブロックを用いて 診断・フィードバックを伴った 演習化 ・システムの構築をおこなっ た.本稿では,小学校教員 らを 対象 とした利用実験 の結果 についても 報告する.
著者キーワード
学習科学
算数文章題
三角ブロックモデル
情報不備課題
完備化活動
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
教育システム情報学会
発行日 2023-03
権利情報
Copyright © 2023 教育システム情報学会
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス