『小学校学習指導要領解説 図画工作編』における児童観に関する研究 : 平成20年版及び平成29年版の分析と比較を通して

初等教育カリキュラム研究 7 号 123-133 頁 2019-03-31 発行
アクセス数 : 1255
ダウンロード数 : 644

今月のアクセス数 : 10
今月のダウンロード数 : 12
ファイル情報(添付)
JEEC_7_123.pdf 955 KB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
『小学校学習指導要領解説 図画工作編』における児童観に関する研究 : 平成20年版及び平成29年版の分析と比較を通して
タイトル ( eng )
The View of Children in the “Revisions of the Course of Study for Elementary Schools: Arts and Crafts Edition”: Analysis of Versions Heisei 20 and Heisei 29
作成者
新井 馨
会田 憧夢
黒坂 大樹
加藤 宇章
縄田 真依子
佛崎 はる菜
収録物名
初等教育カリキュラム研究
Journal of elementary education and curriculum
7
開始ページ 123
終了ページ 133
収録物識別子
[PISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299
抄録
図画工作科教育ではこれまで,児童の発達をテーマとした児童観に関する研究が多く行われてきた。しかし,先行研究では学習指導要領解説に記述された児童観に焦点を当てた研究はほとんど行われてこなかった。そこで,本研究では平成20年版,平成29年版『小学校学習指導要領解説 図画工作編』における児童観の観点及び両文書の比較による記述内容の変化を明らかにすることを目的とした。KJ法を用いた分類・整理の結果,児童観は【友人関係】,【言語活動】,【材料用具との関わり】,【経験・体験との関わり】,【技能】,【興味関心・意欲】,【対象への関わり】,【思考過程】の8種類の観点で述べられていた。また,児童観に関する記述内容の変化として,「形」,「色」,「イメージ」の文言が含まれた文章の増加,日常生活と図画工作科の関わりに関する文章の増加,複数の資質・能力を関係づける文章の増加の3点が特徴として挙げられた。
This study aims to clarify the view of children described in the “Revisions of the Course of Study for Elementary Schools: Arts and Crafts Edition,” covered in Heisei 20 and Heisei 29 versions. In this study, the authors used an affinity diagram to categorize the views of children, considering aspects of friendship, language activity, materials and tools, relationship to their own experience, skills, curiosity and motivation, relationship to the target, and thinking process. In our discussion, we compare the views of children in lower grades, middle school years, and the senior year and show differences in their content according to developmental stage.
著者キーワード
児童観
子ども観
図画工作
小学校学習指導要領解説 図画工作編
比較
View of Children
View of Pupils
Arts and Crafts
Revisions of the Courses of Study for Elementary Schools
Arts and Crafts Edition
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
初等教育カリキュラム学会
発行日 2019-03-31
権利情報
Copyright (c) 2019 初等教育カリキュラム学会
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299