「学習のカリキュラム」論が提起する国語科「教育のカリキュラム」開発の課題 : カリキュラム研究の思潮を踏まえて

大和大学研究紀要. 教育学部編 5 巻 37-44 頁 2019-03-15 発行
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タイトル ( jpn )
「学習のカリキュラム」論が提起する国語科「教育のカリキュラム」開発の課題 : カリキュラム研究の思潮を踏まえて
タイトル ( eng )
An Inquiry into the Development of Educational Curriculum of Japanese Language in terms of "Learning Curriculum" Based on Social Constructivism: Reviewing Recent Studies on Curriculum in Japan
作成者
舟橋 秀晃
収録物名
大和大学研究紀要. 教育学部編
Journal of Yamato University, Faculty of Education
5
開始ページ 37
終了ページ 44
抄録
本研究では,まず現代日本のカリキュラム全般をめぐる研究の思潮を概観し,次いで国語教育におけるカリキュラム研究の全体状況を確認した。そしてそれらを踏まえ,いわゆる「教育のカリキュラム」と「学習のカリキュラム」との国語科における関係を検討し,国語科の置かれている現状に対し今後求められるカリキュラム開発の方向性を検討した。
国語科の「教育のカリキュラム」は,従来以上に各学習者の「学習のカリキュラム」にも関心を払って編成されるべきである。また国語科では,学習者の実態を踏まえて国語科の系統性を確立させる必要がある。そしてその系統性は,社会的構成主義学習観のもとで個々の学習者の「学習のカリキュラム」に十分留意を払いながら,「垂直的アプローチ」(論理的認識や論理的思考力の系統的深化) と「水平的アプローチ」( 対話による水平的相互作用の系統的拡大)を統合する形で確立させることをめざすべきである。
This article first sees the relation between "educational curriculum" and "learning curriculum" in Japanese language pedagogy, and then examines the current state of Japanese language pedagogy and look Into the future direction of the curriculum development.
More emphasis should be placed on each learner's "learning curriculum" in order to better organize "educational curriculum." Japanese language pedagogy should be systematized regarding actual situation of learners. Both vertical approach and horizontal approach are needed for the development of systematic curriculum.
著者キーワード
カリキュラム・マネジメント
社会的構成主義
系統性
垂直的アプローチ
水平的アプローチ
Curriculum Management
Social Constructivism
Systematicity
Vertical Approach
Horizontal Approach
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
大和大学
発行日 2019-03-15
権利情報
Copyright (c) 2019 大和大学
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 2432-5600
[URI] http://www.yamato-u.ac.jp/research/bulletin.html