「税金」に焦点をあてた小学校社会科政治学習の授業開発

初等教育カリキュラム研究 6 号 31-40 頁 2018-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
「税金」に焦点をあてた小学校社会科政治学習の授業開発
タイトル ( eng )
Development of Lesson Focused on Tax in Political Learning for Elementary School.
作成者
神野 幸隆
収録物名
初等教育カリキュラム研究
Journal of elementary education and curriculum
6
開始ページ 31
終了ページ 40
収録物識別子
[PISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299
抄録
公職選挙法が改正され,いかにして18歳までに主権者としての資質を育成するか,関心が高まっている。一方で,政治的中立性への過度な配慮から,政治学習は,政治制度の学習が中心となり,実社会の論争問題を取り上げる事は躊躇され,教育内容や学習方法の研究は満足に進んでこなかった。そこで本研究では,政治学習の教育内容として取り上げられる「税金」に焦点を当て,なぜ「税金」が扱われるのかを,財政学の研究を参考に,制度や機能面から考察した。全員が納税者であり,主体的な議論につながることはいうまでもなく,租税法律主義を採用する我が国において,税金を扱うことは,議会や選挙などの他の政治機能と関連して指導ができる。さらに,税の徴収や再分配を判断する場面では,公平や正義といった概念を用いながら,国家や社会体制にまで議論を発展させることができるため,税金が授業で取り上げられることが明らかになった。
The voting age has changed from 20 to 18 years old in japan. As a result, there is debate about how to increase political literacy. However, due to excessive emphasis on political neutrality in education, political education curricula have not been developed. To contribute to the development of a systematic curriculum in electorate education, this research focuses on tax education. In our country, tax is determined by law. By learning about taxation, students have the opportunity to use philosophical concepts to think, not only about congress and elections, but also about the state and the social system. I conclude by presenting a teaching plan based on this research.
著者キーワード
主権者教育
政治学習
税金
Electorate education
Political education
Tax
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
初等教育カリキュラム学会
発行日 2018-03-31
権利情報
Copyright (c) 2018 初等教育カリキュラム学会
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299